長崎市の不動産会社ハウスエージェント(株)が配信している長崎市内に建築中の新築建売一戸建住宅情報・長崎市の建物リノベーション情報・長崎の不動産情報・長崎市で楽しんでいる無農薬家庭菜園情報のブログです。
お客様のご紹介で、長崎市郊外の市街化調整区域内にある不動産調査に行ってきました。
蛍が飛び交う季節になるとバルコニーから蛍を眺めることが出来るという素敵なロケーションです。
市街化調整区域内にある土地建物の売買はかなりの制約があり市街化区域内の土地建物売買のように簡単にはいきません。
そこで、長崎市の建築指導課や都市計画課、開発指導課などを回って深掘りした調査を行ないます。
市街化調整区域とは、市街化を抑制する目的の区域ですから、例外的に建物の建築が認められることはありますが、一般の人が住宅を建築することは原則として認められていません。
長崎市の場合は、市街化調整区域が指定された昭和46年3月31日以前に建築された建物の売買は一般的な調査だけで取引可能なことが多いようですが、指定された後に建築された建物の売買はかなり複雑な調査が必要となります。
まずは、建築確認を取っているのか?また完了検査は受けているのか?
建築確認のみ取って完了検査を受けていない建物は、確認申請通りに建築されていない可能性があり違反建築物になっている場合があります。
市街化調整区域内に現存する違反建築物の場合は、ほぼ売買が不可能になりますので、お客様からお預かりする前に徹底調査が必要になるわけです。
今回、売買の可能性を探りながら3日間を費やして調査しましたが、現時点では売買不可能な物件ということに至りました。
時間と費用はかかりますが、仮に買主様が付いた場合に売買が成立しないようでは売主様買主様双方にご迷惑をお掛けしてしまい、当社の信用自体も失墜してしまいますので手を抜くことはできなのです。
今回は、売買に至りませんでしたが色々な意味で勉強になりました。
不動産業は奥が深いです。
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